地盤調査を行いました。(表面波探査法)

地盤調査と言えば家を建てる地面が固い柔らかいを調べ、もともと田畑など比較的に軟弱な地盤の上に家をそのまま建ててしまうと重さで傾いてしまいますので1㎡辺り何tの圧力に耐えれる固さがあるのか調べ、柔らかければよく言われるパイルなどの地盤補強工事、改良工事など住宅の基礎構造などもそれに応じて変える必要があります。今回は一般住宅の調査方法としてよく用いられるスウェーデン式サウンディング試験ではなく、振動音波による表面波探査法で行いました。何やら難しい測定方法に思えるのですが、要は固さを調べたい場所に振動感知センサ2個を置き起振器(振動を起こす機械)で振動を起こし、それが届く時間を接続されているパソコンで計算して調べます。土が固ければ振動は速く伝わり、遅ければ柔らかいと解りますね。この調査方法が良いところは、①音が小さい②地面を掘ったりして傷つけない③埋設物や石などの影響が少ない。などですので大切な土地にも安心して使用できる優れた測定調査方法ではないでしょうか。またよく言われる標準貫入試験(ボーリング試験)の様に大掛かりにヤグラを建てたりする必要もありませんが、サンプル土質標本は採ることは出来ません。しかし音波信号をパソコンで解析して砂質なのか粘土なのか?正確に知る事ができるようです。もちろんこの測定による住宅瑕疵保障を受けることが出来ます。そんな少し変わった?調査方法で行いました。

色々な制約条件等のある土地では、地面を傷めないこの様な地盤調査方法はオススメなのではないのでしょうか。